「TB1e」という電動自転車を買ったら超楽しい、という話。
ついにっ!!
通勤用兼お買い物用兼休日のサイクリング用に
ブリヂストンの「TB1e」という電動自転車を買ったら
スイスイフワフワと、ノーストレスでめちゃくちゃ楽しいので
キャッキャしながら感想文を書きます(´∀`)
さてさて、我が最寄りの鉄道は料金がとんでもなく高額な上に
道路もかなり混雑するので、
通勤や買い物等の移動には自転車を用いるのが
最も利便性とコスパが高く、更に健康維持・増進の観点から見ても
良い事尽くめなのです。
が。
なにせ家の周囲は上り下りがやたらと多く、
一般的なギア付き自転車では
年を重ねてきた自分には、正直そろそろツラいのです。
かと言って、魔法のじゅうたんか筋斗雲に乗ったかのように
一瞬で軽々と移動できる、大好きなカーボンロードレーサーを
仕事場や駅、スーパー等の駐輪場に停めておくのは嫌すぎる。
(↑1ドル80円前後だった頃、英国や米国から
ホイール以外、全て自分で組み上げた
愛車のコルナゴ・エクストリームパワー号です。
もちろん買い物等の荷物は一切積めないし、
それになによりもすごく愛着があるので
少しでも目を離すのが何よりも恐ろしいのです。)
んじゃ、電動自転車を買おう!という事で
・普段の通勤や買い物に便利
・休みの日にフラフラと
100kmぐらいのサイクリングをしてもアシストが切れない
これらの条件を十分に満たし、
申し分のないスペックを持っているのに
何故か妙に安価なTB1eを選びました。
また、
・ブリヂストン製なら間違いないだろう、という事
・下り坂等で脚を止めると充電する、という
よそにはない、実に面白いギミックを採用した
日本メーカーの製品を是非買って応援したい、という事
・電動自転車は電気部品を多く搭載するので
人力自転車(?)と違い、自分で整備しきれないので
マメに整備点検に出さないといけないだろうし
あるいは万が一故障した時を想定するに、
海外メーカーのe-bikeは扱えるお店が近所に少ないのに比べ
まぁブリヂストン製でママチャリサイズのタイヤを履いた
TB1eであれば、いざという時、日本中どこの自転車屋さんでも
修理・整備してもらえるであろう、という事
などの点も、選択する理由としては大きかったです。
まぁ、そんなこんなで
買って早々に千葉から江戸川、荒川、隅田川を渡り
東京タワー見物から皇居の横を通り神田明神でお参りし、
秋葉原から両国、亀戸、小岩、市川とグルリ80kmほど走って
バッテリーがどれぐらい保つのか、実証走行テストを行ってきました。
超楽しかった(‘・ω・´)!!!
走行テストの条件として、
ほぼ平坦な所ではごく普通にオートモードに入れっぱなし、
きつそうな上り坂がある所は遠慮なくパワーモードに切り替えて
めちゃくちゃ楽ちんな手抜き走行をし、
日が暮れてからは何時間かライトも点灯した結果…
80km走行して、
バッテリー残量はなんと45%でした。
うおお、マジっすかヽ(゚Д゚;)ノ
コースに坂がもっと多かったりしたらわからんけども、
少なくともごく普通に平坦な道をメインにして走るのであれば
オートモードの公称走行距離90km、なんて事はなく
もっともっと長い距離をアシストしてくれると思いますよ。
実際に乗ってみて、この自転車のキャラクターを
一言で表すなら、自分的には「コンフォート」だと思います。
時速20km前後で気持ち良く、常に最低限の足の消費で
移動し続ける事ができるので
風景をゆったり楽しむサイクリングや旅行にピッタリかと。
ロードなんかだと、周りの風景が一瞬で後ろに吹き飛んでいく加速感や
キツい上り坂を自分の力でやっつけたぞ!等々という
達成感はもちろんあるのですが、
でも家に帰ってからよく考えてみると
「…いやぁ、風景なんか全然見る余裕なかったなぁ…
確かにチラチラ見た山の風景は綺麗だったけど、
中盤~後半は疲れて首もろくに上がらなくなってきたし
…なんか、あんまり思い出せないな…(´-ω-‘)」
なんて事も結構多くて、
個人的には、自転車で遠くまで出かけたのに
それはとてももったいない、とも思うのです。
…また、ガーミンのEdge530というサイコンで
心拍数データもずっと取ってみたんですが、
個人的に、手抜きして楽に上った坂等も含め
一日を通して「心地よい」と感じていた走行中の心拍数は
ほぼ最大心拍数の65~70%、すなわち
ちょうど有酸素運動の領域内でした。
上の話は言い方を変えると、この自転車で楽をしながら
「心地良い」と感じる程度のスピードで
(感覚的に早歩き~スロージョギングぐらいの感じで)
週に数日、ざっくり30分~1時間程度でもサイクリングをすると
ダイエットや精神の安定化等にも非常に効果的だろう、という事です。
もちろん人それぞれ、目的が違うわけで
・風景が後ろに吹き飛んでいく加速感が楽しい
・時速25kmを超えても平気で加速し続けたり
自分の挙動に瞬時に反応する軽快な操作感が楽しい
といった好みの方は、絶対にロードの方が良いです。
TB1eは電動だけど、速度が上がるにつれ
アシストがどんどん薄まって行き
時速24kmでアシストが切れます。
重心が低めで直進安定性に優れてもいるけれど、それは裏を返せば
まったりと程々にゆるやかな走行までしかできない、
という事でもあり、時速25kmから速度を出そうとすれば
単にやたらと重いだけの自転車になってしまいます。
…また別の良かった点として、ゼロ発進や上り坂で
まるで氷の上をソリで滑走するかのようなあのアシストの感じが
一日中走り回ってクタクタになって日が暮れても、
家に着くまで絶対続いてくれる、というのは
ロングライドにおいて、想像以上に絶大な安心感がありました。
ガッツリ疲れたサイクリングの帰り、
日が暮れて真っ暗になった帰路で猛烈な向かい風、なんて
イヤ~なシチュエーションの時に
しっかりクルクルアシストしてくれると
「う~、ありがとうよTB1e~
あんたぁ、なんて良い子なんだ、おろろ~ん(´;ω;`)」
と、ありがたくて涙が出そうになります。
さて、ここまで褒めっぱなしで
どう考えても値段以上に楽しませてもらってるし
現時点で、何一つ不満はないのだけれど。
(もし、どこぞのサイトで感想文書くなら
俺は間違いなく5つ星つけます)
ここからは、あえて、欲を言うなら。
できれば、この性能で、価格は上がってもいいから
そのうちカーボンかクロモリで
ドロハン仕様のフレームも出してもらえないでしょうか…
…なんつって…(´・ω・‘)
や、この子、通勤・通学を主眼に置いて
戦略的な価格でバッテリー長持ち、という辺りを狙っているんだろうけど
これだけ長距離を平気でアシストしてくれる
性能のたっぷり充実した自転車が登場すると、
日本一周等の長期旅行や一人ブルベをやりたい、なんて元気な猛者も
少なからず出てくると思うんですよ。
そんな時に、久しぶりに乗って思ったんだけど
やっぱりアルミフレームは、正直、固いんだよねぇ。
いくら太いタイヤを履いていても、長時間乗り続けていると
細かい突き上げ振動による疲労が蓄積されてきます。
なので、長距離、長時間乗っていても
なるべく疲れにくい、旅人用を主目的とした自転車があったら
アウトドア好きな若い人達から
かつて自転車野郎だった先輩方まで、
喜ばれる方は少なからずいるんじゃないかな、なんて。
まぁクロモリは重くなるだろうしカーボンは高くなるだろうから
どちらにせよ多分アンカー扱いになるだろうし、
それを買うであろう人数を想像するに、
現実問題として、採算取れないだろうとは思うんだけどさ。
…ちょっと妄想して言ってみただけ。
…よく考えてみたら、そんなの出たらまた欲しくなるから
やっぱ作らないで欲しい。
…最後に、電動自転車とロードレーサー、
どっちを買おうか迷ってらっしゃる方へ。
どっちも買うのだ(‘・ω・´)ъ♪
どっち買っても絶対間違いない、どっちも超面白い。
どっちも正解。
どうせやがては両方買う事になるのだ、俺のように。
自転車は、どれに乗っても、なんでこんなに楽しいんだろう。
話がやたら長くなったので
TB1e号の色々な小改造については次回、別記事に書きます。